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2018年4月15日 (日)

『AX アックス』

ブックレビュー ☆4つ

『AX アックス』 伊坂 幸太郎

伊坂 幸太郎の小説は気が抜けない。
蒔いた種はきちんと回収するし、何気ないエピソードが後で繋がったりするので、さらっと読みとばしたりしていると、後で何度も戻って読み直すことになる。

『グラスホッパー』 、『マリアビートル』 に続く殺し屋シリーズ。
前2作に登場する殺し屋たちもちらほら出てくるが話しのつながりは無いので、これだけ読んでも楽しめる。

一流の殺し屋なのに、気の毒なほど恐妻家の兜とその家族を中心に話が進む。

『グラスホッパー』 のような緊迫感や、『マリアビートル』 のようなスピード感は無く、淡々と話が進んでいく印象で物足りなさもあるが、物騒な場面の連続のわりに殺伐とした感じは無く、むしろ人情味を感じる。
兜と高校生の息子との会話や、ラストの奥さんとの出会いのエピソードは心温まる。

近頃はまともに話すことも少なくなった、この春に高校を卒業した息子が、とてもいとおしくなってきた。

「やれるだけのことはやりなさい、それで駄目ならしょうがないんだから」 兜の妻

Ax
『AX アックス』 伊坂 幸太郎 著 角川書店 

☆ 今日のラン
   TIME 01:10:57
   DIST. 12.0km
   5’54”/km
   940kcal 

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