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2014年4月18日 (金)

『パン屋再襲撃』

ブックレビュー ☆4つ

『パン屋再襲撃』 村上 春樹

この本を読むのは何度目だろう。
今またこの本を手にしたのは、図書館派の僕が本日発売の最新刊を手にすることができるのがいつになるかわからないから(予約186番目だって)、しかたなく昔出た短編集で我慢するか・・・ってことではない。
たまたまレビューが今日になったが、先月新聞で安西 水丸さんの訃報を目にしたからだ。

夜中の2時に目が覚めた主人公夫婦は、耐え難い空腹感に過去の呪いを感じ取り、呪いを解消するためパン屋襲撃を決行する。
表題作の『パン屋再襲撃』他、全6篇の短編集。
シュールでナンセンスで、表現がユニークで。やはり何度読んでも面白い。

さて、村上 春樹の短編と長編が関連してるのはままあることで、本作品の中の『双子と沈んだ大陸』も流れとしては『1973年のピンボール』と『羊をめぐる冒険』の間に入るものだが、短編同士でも、『パン屋再襲撃』と『ねじまき鳥と火曜日の女たち』の主人公は同じみたいだし、それは『午後の最後の芝生』(『中国行きのスロウ・ボート』収録)の”僕”とも同じかなと思う。
ツナガッテイル

ところが、この短編集のいろんな所に登場する〈渡辺 昇=ワタナベ・ノボル〉って。
『象の消滅』では象の飼育員、『ファミリー・アフェア』では妹の婚約者のコンピューター技師、『双子と沈んだ大陸』では翻訳事務所の共同経営者、そして『ねじまき鳥と火曜日の女たち』では飼い猫(主人公の奥さんのお兄さんと似ていることから名付けられた)。
だが、これらが繋がっているとは思えない。
〈渡辺 昇=ワタナベ・ノボル〉に何か意味があるんだろうか?。
 

イラストレーターで作家の安西水丸(あんざい・みずまる、本名渡辺昇=わたなべ・のぼる)さんが19日午後九時七分、脳出血のため・・・・・
【中日新聞 3月25日 朝刊】より

ツナガッテイル・・・のか。
なにはともあれ、初めて読んでから25年ずっと気になっていた謎が解明した瞬間だった。
まぁちょっとした呪いが解けた気分だ。
安西 水丸さんのご冥福をお祈りする。
 

Photo
『パン屋再襲撃』 村上 春樹 著 文春文庫

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