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2013年11月 8日 (金)

『まぐだら屋のマリア』

ブックレビュー ☆3つ半

『まぐだら屋のマリア』 原田 マハ

命が尽き果てそうになっている者がたどり着くと言われる、山陰地方の海岸沿いにある地塩村 尽果(つきはて)。
夢を失い、慕ってくれた後輩やひそかに抱いていた恋も失い、偶然乗ったバスで所持金も底を尽き、尽果というバス停の名に誘われるようバスを降りた及川 紫紋。
空と海と山のほかには何も無い景色の中、遥か先に唯一彼が見たのは海に向かってせり出すような崖っぷちに建つ小屋。
そこはマリアと呼ばれる女性が一人で切り盛りする、まぐだら屋という名の食堂だった。

ネットや携帯はおろか、テレビも新聞もないような村。
そんな村だからこそ守られているように感じられた。

帰る場所も、待っていてくれる人もいない・・・そう思い込んでいた紫紋。
でも、帰る場所も待っていてくれる人もちゃんといた、そのことに気づくための時間が必要だった。
生きる望みを繋ぎ、死ぬまで許されないと思い続けたいたことも、やがて許されることを知る。
そのための場所が尽果であり、まぐだら屋だったのだ。

苦しんでいる人に救いの手を差し伸べること、誰かのために尽くすことで自らも救われる。
苦しみ抜いて生きる、罪を償う、とはそういうことなんだろうな。
贖罪と救済の物語。
 

Photo
『まぐだら屋のマリア』 原田 マハ 著 幻冬舎

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