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2013年11月28日 (木)

『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』

ブックレビュー ☆4つ

『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』 村上 春樹

いつものことだが、最初の数ページは読みにくい、面白くないと思いながらページをめくった。
これが村上 春樹の本じゃなかったら読むのをやめてしまうんじゃないかと思いながら。

喪失と再生

大学2年の時、友人グループから突然・わけもわからず排除されたつくる。

 「記憶を隠すことはできても、歴史を変えることはできない。」

16年を経てもなおその傷が癒えてないことに気づき、失うことになったものを確かめに旅に出る。

 「心を開くことがいつもいちばん良い結果をもたらす」

友人達を訪ね話すことで、少しずつ失われた時間を取り戻す。
失い損なわれていたのは他の友人達も同じだったのかもしれない。

最後に「過去と現在と、未来がいくらか混じり合った時間」をクロと共有できたつくる。

 「すべてが時の流れに消えてしまったわけじゃないんだ」

ワタナベは緑を呼び続け、、”僕”の腕の中にはユミヨシさんがいた。
ハジメは有紀子のもとに戻り、天吾は青豆と結ばれた。
さて、つくるは沙羅を手に入れることができるんだろうか・・

死を引き受けることで手に入れることができる、人が発する色を読みとれる能力。
その能力があれば5人の背景にはどんな色が見えたんだろうか。
つくるにも、ちゃんと色彩はあるんだろう。
6本の指を持つ人のエピソードの意味は?
アカが別れ際に語る、「本物の人生」の話しは何を示唆してるんだろう?
僕たちが手にしている自由っていうのは、実のところせいぜいしかたなく選ぶ程度のものでしかない、ってことなの?。
相変わらず僕には読み解けないところがいくつかあったが、面白かった。
『ねじまき鳥クロニクル』以降の作品の中では、好きなほうだと思う。

Photo
『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』 村上 春樹 著 文藝春秋

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