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2013年9月15日 (日)

『死神の浮力』

ブックレビュー ☆3つ半

『死神の浮力』 伊坂 幸太郎

『死神の精度』に続く、死神シリーズ 第2段
前作は短編集だったが、今回は終始一人の対象者と行動をともにする長編。

死神である千葉の仕事は、調査対象者に7日間接触・観察し「可」か「見送り」かを判定することだが、ほとんどは「可」と判断され、翌日(8日目)に事故か事件で死亡する。

千年以上も同じ仕事をしている千葉は、人間とは時間の感覚が違う(100年前のことでも昨日のことのように話す)し、言葉は文字通りに受け取るので、”モノの例え” なんてわからず、ちょっとズレた発言をしてしまうこともしばしば。
本人はまじめに話しているつもりだが、そのズレは時に冗談に聞こえたり、皮肉と取られたり、無神経に思われたりするのだが、読者としては千葉の発想は面白い。

一人娘を殺されたた今回の調査対象者が犯人を追いかける7日間、随所で遺憾なく発揮される千葉の超人的な能力は見もの。まぁもともと人(ひと)じゃないんだけど。

出来ることなら結末に救いがあることを望みながら読み進めたが・・・。
そもそもが死神を扱ったお話なんだから、こんな結末も有りか。

とても面白かったが、僕は前作の方が好きかな。

Photo
『死神の浮力』 伊坂 幸太郎 著 文藝春秋

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