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2013年8月13日 (火)

『昨夜のカレー、明日のパン』

ブックレビュー ☆4つ半

『昨夜のカレー、明日のパン』 木皿 泉

このところ続々と図書館の予約本が届いている。嬉しいことだが、遅読の僕にはちと辛い。
あるのか無いのか良くわからないが(まぁあるんだろう)このお盆休みは特に出かける予定もないし、のんびり読むとするかな。
幸い?、この本は読みやすく面白くて、早く(もちろん僕にしては・・・だ)読めた。

ちょうど10年前に日テレ系列で放送された 『すいか』 は、僕が見た数少ないTVドラマだ(TVドラマっておそらくこの10年で3本しか見ていない)。
小林聡美 主演で、他には浅丘ルリ子・小泉今日子・ともさかりえ・高橋克実・白石加代子などが出ていて、とても面白く大好きだった。
エンディング・テーマは大塚 愛の 『桃ノ花ビラ』 で、こちらも大好きな曲だ。
その 『すいか』 の脚本家がはじめて書いた小説と知って、ぜひ読みたいと思ったのがこの 『昨夜のカレー、明日のパン』 なのだ。
ちなみに、著者の木皿 泉(きざら いずみ)というのは和泉 努と妻鹿 年季子による夫婦脚本家のペンネームらしい。

時間軸は行ったり来たりでバラバラだが、一応連作短編ってことになるんだろうか。
昨夜(ゆうべ)の残りカレーを食べたり、明日(あした)のパンを買いに行くようなごくごく日常の出来事・・・と言いたいところだが、登場するのが亡くなった夫の父(ギフ ”義父” と呼んでいる)と二人で暮らす嫁・特定は出来ないが身近な人の死期が近くなると涙が止まらなくなる女・小学生の女の子に480万円騙し取られる男・笑うことが出来なくなった元客室乗務員・事故の後遺症で正座が出来ない元僧侶などで、それぞれに発想や言動はとてもユニークで、とてもありふれた出来事とは言いがたい。
読んでいて本当に飽きない。

「無駄ってものがなかったなら、人は辛くて寂しくて、やってられないのかもしれない。」 P.151

「人は変わってゆくんだよ。それは、とても過酷なことだと思う。でもね、でも同時に、そのことだけが人を救ってくれるのよ」 P.225

もっと読んでいたくて、読み終えてすぐにもう一度読み返したくなった・・・予約が続いているそうなので、すぐに返すけどさ。
かわりといっちゃあ何だけど、ダビングしてある 『すいか』 を見直そうかな。
 

Photo
『昨夜のカレー、明日のパン』 木皿 泉 著 河出書房新社

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