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2013年5月11日 (土)

『シティ・マラソンズ』

『シティ・マラソンズ』 三浦 しをん、あさの あつこ、近藤 史恵

アシックスが実施したWEBサイトの期間限定キャンペーン 「マラソン三都物語~42.195km先の私に会いに行く~」のために書き下ろされたもの。

それぞれニューヨーク、東京、パリのマラソンが舞台となっている。
アシックスがスポンサーということでランニング・シューズが重要なモチーフになっているし、テーマがシティ・マラソンだからランナーが主役になるわけだが、それぞれの大会出場に至る過程や思い、ランニング・シューズの捉え方が三氏三様で面白い。

当たり前と言えば当たり前だが、3万人のランナーがいればそこには3万の思いがあるといいうことをあらためて思った。
そして、完走した人たちはいったいどんな“私”に会えているんだろう。

マラソン(ランニング)という種目・競技は誰にでも門を開いていてくれるし、いつでも迎え入れてくれる。
年齢も性別も国籍も貧富の差も関係なく。
これはスポーツの中ではかなり稀有なことかもしれない。
今の日本ではフルマラソンの大会に出場することに関しては、ちょっと狭き門にはなっているけれど。
今年の大阪マラソンは募集が終わり、抽選倍率は5倍を超えた。
まもなく募集期間が終わる神戸マラソンも同じようなものだろう。
どちらでも良い、僕ももう一度42.195km先の私に会いに行きたい。
出来ることなら、今度は自分が褒めれるくらいの私に。

Photo
『シティ・マラソンズ』 三浦 しをん、あさの あつこ、近藤 史恵 著 文芸春秋

あさの あつこ、近藤 史恵の小説は初体験。
三浦 しをんは期待どおり、あさの あつこも想像に違わぬ出来栄えだった。
近藤 史恵だが、正直言って途中まではつまらなかったのだが、読み終えてみれば一番良かったかな。
ラストシーンで、主人公が思う、
「苦しさは、堪えるのではなく、ただ受け止めて、そういうものだと思う。もう二十五キロ以上も走っているのだ。苦しくても当然。そう思った方が、我慢するよりも楽だ。」
すごく共感できたところだ。

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